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↑ という雑誌がコンビニで売っていました。表紙にはその他に
「芯で打てるから,飛んで曲がらない!」「インパクトまでは上体をボールに向けたまま」 と書いてあります。 476円の雑誌ですが・・・何の雑誌かといえば ゴルフの雑誌です。 ページをめくって見ると,「グリップの握り方」「肘の使い方」「テイクバック」 「ヘッドの走らせ方」「ねじり」「スタンス」などなど、練習法や修正方法など盛りだくさん載っていました。ゴルフスイングについて、いろんなプロ選手が惜しげもなく、自分の技術を解説しているのです。ゴルフの技術理論は本当に進んでいると思います。ゴルフは相手のいない「クローズドスキル」ではありますが、とにかくスイングについては研究されつくされている感じがします。野球に応用できる理論や練習方法もありそうです。ですから、思わず買っちゃいました。 野球技術の本で、私が最初に影響を受けたのは、高校時代に読んだ「科学する野球」です。「科学する野球」は野球を運動力学的に考えるきっかけとなった本でした。この本の打撃理論では、当たれば飛ぶもっとも効率的な体の使い方を解説していたと思います。しかし、練習方法やタイミングのとり方までは特に書いていませんでした。ですから、なかなか実践に活かすことができなかった記憶があります。「科学する野球」の投げ方はとても参考になりました 今までで一番信頼している野球技術の本は、手塚一志さんの本です。手塚さんの本はとても分かりやすく実践的で、練習方法もスモールステップで解説してあるのが素晴らしいと思います。「うねり打法」「シンクロ打法」などは、日本野球界の打撃レベルを大きく向上させたのではないでしょうか。特に、「シンクロ打法」ではタイミングのとり方を分析し、分かりやすく伝えてあります。誰もがタイミングをとることが大切だと分かっていても、それを指導するための理論はなかったので、これを読んだ時はとても感動しました。「野球」でも「ソフトボール」でも、「選手」としても「指導者」としても試しましたが、どちらでも実戦で活用できるものでした。 今日、その手塚一志さんの本を、TEさんへ2冊貸しました。 TEさんの担当する野球部が「豪打爆発」打線になることを期待しています。(No12) PR |
リエントリー制というルールがソフトボールにあります。先発メンバーは、一度交替を出されても、もう一度出場できるというものです。
是非、野球(特に少年野球)に取り入れてもらいたいルールです。 野球は一度交替してしまうと、二度とその試合には出られません。ですから、監督の立場からすると、「この子は頑張っているから出してあげたい」と思っても、勝負のかかった試合では、なかなか出してあげられないということがおこります。ましてや、負けたら終わりのトーナメントでは、選手交代のために逆転負けしたなんてことは、一番避けたいことです。 しかし、「一生懸命がんばったのに公式戦に一回も出られなかった。」とか、「打席にたつことができなかった」とか、出場機会を与えてもらえないことも残酷ですよね。 そう、実は野球って残酷なスポーツなんです。 中学校の部活動で見てみると、個人競技はどんなに技量が乏しくても、出場制限がない限り試合や大会にはたいてい出してもらえる。団体競技でもバレー、バスケット、サッカーは一度ベンチに下がった選手がもう一度出場することができる。だから、監督は「ほんの何秒かでも出してあげる」ことができるのです。 少年団のミニバスでは、第1ピリオドと第2ピリオドでは全く違うメンバーでスタートしなければならないというルールがあると聞きました。つまり、5人+5人で10人は必要であるわけです。だから、チームは何が何でも最低10人は集めなければならない。つまり、バスケットを経験する人数がこのルールにより倍になるわけですよね。 チームで一番練習して、他の見本となるような取り組みをしてきた選手には、出場機会を与えたいですよね。「どんなに技量が劣っても・・・。」と私は考えてしまう質なので、野球の監督をしているときは、非常に悩むことがおおかったです。せめて、リエントリー制さえあれば、いろんな選手をもっと試合に使ってあげられるのにと何度思ったことか。 野球の普及のためにも、すぐにでもリエントリー制を導入したほうがいい!と強く思っています。どこかで、採用して欲しいものです。このアイディアを・・・。 (No12) |
先日,スポーツライターの二宮清純さんが,スポーツの「普及・育成・強化」について語っていました。サッカーは普及に成功しているとの話をしていました。野球はどうなんでしょうね。
わたしの息子は,小学1年生ですがサッカーが大好きです。将来はプロサッカー選手になりたいと言っています。なぜでしょう?それは、彼が最初に出会ったスポーツがサッカーで,友だちの多くがやっているのがサッカーだからです。 彼が野球というスポーツを知ったのはおそらく父である私が野球をやっていたからでしょう。しかし、彼の友だちに野球をやっている子はいません。彼はいま,バドミントンを少年団で週に2回程度やっています。なぜか?それは、姉2人がやっていたからです。そして、バドミントンの盛んな地域にうまれ、そこに、バドミントンのスポーツ少年団が合ったからです。 スポーツとの出会いは、その子の才能や興味に関係ないところで,育った環境に大きく影響されます。現在の日本では,子どもが野球と出会う機会や野球で遊ぶ機会は少なくなりました。地域的に盛んであるか、あるいは、意図的に野球をやらせる環境(親がやらせるなど)でない限り、野球とは出会いにくいのが現状です。つまり、野球は子ども達にとってもはやマイナーなものなのです。 野球ファンに支えられているプロ野球界はそれでいいのでしょうか?かつてマイナーな存在であった日本のサッカー界はJリーグ100年構想のもと、20年をかけて日本におけるサッカーを普及・発展させました。野球界はどうでしょう?野球・ソフトボールはオリンピック競技からはずされました。プロ野球のトップレベルの選手は、メジャーリーグへ挑戦します。そして、子どもたちは野球を見たこともないし、経験したこともないという現状が続いくとしたら・・・。 先日、ある公園で見かけた光景が印象的でした。早朝から50~60歳くらいの男性3人がサッカーボールを蹴りあっていました。休日の早朝です。しかも、その3人の動きやけり方は、「昔取った杵柄」的な熟練されたものではなく、素人的な「ただ楽しくてやってます」みたいなものでした。サッカー好きなおっちゃん達が、休日の朝早くからやっているわけです。とうとう,日本もサッカー大国の仲間入りをしたのかなと思いました。 スポーツの底辺を支えるのが、将来を夢見るこどもであるならば、スポーツを強化するのは、厳しい目をもち辛口な批評のできるスポーツ愛好家ではないでしょうか?その人口がどれだけ多いかで、そのスポーツの発展は決まってくるのだと思います。 |
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